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パソコンを使い倒すユーザー以外には無縁

2011.12.05

2001年9月上旬、コンパックがヒューレット・パッカードに吸収されるというニュースが流れ、業界が騒いでいる中、IBMがコンシューマ向けパソコンから撤退という記事が飛び込んできた。実際には、デスクトップのアプティバーブランドを2001年冬モデルから廃止し、ネットビスクーブランドに統一するということであった。もちろん、ノートのシンクパッドは継続販売するのだが、シンクパッドiシリーズは市場から消えるという。これを聞いても何のことだかよくわからない人も多いだろう。実質的には店頭からIBMのアプティバがなくなるだけのことである。最近売れていなかったので、いたしかたないことだと思う。そもそも、ほぼ同じノートにジンクパッドシリーズとシンクパッドiシリーズという2系統の製品を用意していること自体がナンセンスなのだ。「そういえば、最近アプティバのCMを見ない」と、私も業界関係者と話をしていたところであった。どちらにしろ、IBMとしてはコンシューマより法人向けのパソコンに力を入れていくのであろう。個人向けとしても、ホビーユースを見限ってビジネスユースに力を入れるということだ。今や、東芝もノート専業メーカーとしてがんばっているし、松下やシャープもノート中心のメーカーになりつつある。IBMの選択はさほど驚くことではないのである。私は賛成である。IBMの質実剛健さ、キータッチのよさは、本気でパソコンを使い倒すユーザー以外には無縁のことだ。