一時は周辺住民が企業責任を追及してムシロ旗を揚げて押しかけ、公害関係の各種規制法が整備され、対策を行わなければ企業の立地が困難になり、従業員も集まらなくなって本腰を入れるようになりました。そのように背に腹は代えられずに、法に定められた排ガスや排水の濃度規制に合致するように緊急避難的対応を行ったことが第一レベルであると位置づけられます。その出発点でほとんどの企業は生産段階で排ガスや排水の排出を抑制することに目を向けず、プラントメーカーの言いなりになり、健康への影響にしか関心のない規制当局がそれらの処理施設を整備するように指導したことが、その後の技術的対応を根本的に誤らせ、経済負担を大きくすることになってしまいました。処理を行うことでダストや汚泥のような産業廃棄物を発生させることにもなったのです。