リラックスしながら美肌になって、健康になって、おまけにやせる、魔法の箱があるという。しかも一回数百円くらいしかかからない。そう、みなさんの家庭にある、風呂である。美容法はいろいろあれど、風呂ほど女性からの支持の厚いものはないだろう。独身女性から主婦まで、エステなどの美容よりも風呂はもっと普遍的な支持を得ており、女優にも実に風呂ファンは多い。ここでは、風呂がどこまで美容によいのか、科学的に検証してみよう。以下に、よく言われる風呂の効果をあげてみた。正しいものはどれだろう。?肌の代謝が高まって美肌になる ?毛穴の老廃物が洗い流される ?やせる ?血行がよくなり、冷え性や肩こりが治る ?リラクゼーション効果がある科学的に言うと、?は△、?は×、?も×、?は△、?は○である。ひとつずつ、考えてみよう。まず、風呂の血行促進効果は一時的なものであるということを、忘れてはいけない。風呂は、湯で体温を上げるが、出れば当然冷めてしまう。温泉ならともかく、普通の風呂では温熱効果は1時間ももたない。24時間のうち1時間足らずの間だけ血行を上げても、それだけでは美肌は生まれない。まあ、それでも24時間ずっと血行不良のままでいるよりは少しはよいだろうから、?は△となる。そもそも年齢とともに肌の代謝が落ちるのは、血行不良もあるが、それよりも成長ホルモンの低下が大きな原因である。成長ホルモンの下がった状態でいくら血行促進してみても、どんどん肌が新しく生まれるということはない。次に?であるが、汗をかくと毛穴の汚れがとれると思っている人が多いが、これは間違いである。毛穴というのは皮脂腺であり、汗を出す汗腺とは別の穴である。ニキビなど毛穴がつまるのは、ホルモンバランスの乱れが原因のことが多いので、そちらを治さないと毛穴のつまりはなくならない。
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