いまや、「人間生態系」における物の流れは、部分的には明らかに自然の生態系を凌篤するほどに発達しているが、このことが廃棄物・汚染物を通して自然生態系を汚染・破壊し、天然資源の枯渇をもたらそうとしている。さらに、同報告書によると、環境の汚染・破壊や天然資源の枯渇は、人間が自然から資源を取り出し、利用したあとで、それを「場ちがい」の場所に排出したり捨てたりすることによって起きている現象であるという。したがって、こうした事態を防ぐためには、それぞれのモノ(物)をそれぞれにとって正しい場に戻す必要が出てくる。これこそが「リサイクル」の本質であり、したがって「リサイクル文化都市」というキャッチフレーズも、このように「物を正しい場に戻す」ルールを都市文化の構成要素の一つに位置づけて、それをまちづくり、都市づくりに生かしていくことをいうのである。